「システム設計の謎を解く」社内読書会#8
こんにちは、たごまさゆきです。
また2週ほど開いてしまいましたが、「システム設計の謎を解く」読書会第8回の様子を紹介します。
※第8回は9/13に行いました。
第8回の様子
第8回は、第4章4.3節「入出力設計のまとめ方」に入りました。
この4.3節では、外部設計についてそのアウトプットの内容をかなり具体的に説明しています。
そうすると「これが正解!」、または逆に「うちのやり方とは合わない」と感じてしまうかもしれませんが、冒頭で筆者はこう書いています。
当然のことながら、本節の内容は状況やプロジェクトによって合致する度合いが異なります。本節の内容がプロジェクトで異なるから利用できないという視点ではなく、これを一つの参考にし、自分たちで定義する入出力設計をさらによいものにしてもらえれば、筆者としてはうれしい限りです。
今回は第1項「画面設計〜メニューや遷移、入出力をまとめる」を読みました。 画面設計は、弊社でのシステム開発の主戦場でもあります。参加者はそれぞれどのように読み取ったでしょうか。
本書では画面設計の進め方として、「メニュー」「画面遷移図」「画面一覧」「画面項目設計」という順番で考えるように書かれています。普段を振り返ってみると、確かにそんな順番で考えていることが多いです。ほかの参加者も概ねそのようです。ただし一方通行ではなく、何度も行きつ戻りつしながら設計をすすめています。
また、それぞれアウトプットをどのように作るかで、話が盛り上がりました。
本節に書いてあることはそれぞれ非常に参考になりますが、筆者も書いているとおりどのプロジェクトにも合致する訳ではありません。期間や契約(で定められた成果物)などで何をどこまで作るか、どの段階でどこまで作るか、どうやって作るか、メンテナンスはどうするかなど考えることはたくさんあります。
読書後の議論ではいろいろな工夫やアイデアが出てきました。
- 画面遷移図から画面項目設計を開けるようなツールがあると閲覧しやすい
- 画面項目設計書からツールを使って画面のソースコードを出力する
- 最近のリッチなWebアプリやスマフォアプリの画面遷移図を作る場合、画面遷移も状態遷移の一つととらえ、ステートマシン図を使って書く
どれも先進的なアイデアという訳ではないですが、それぞれどういった工夫をしているかがよくわかりました。
次回
次回も4.3節の続きを読み進めていきます。